「朽ちていく」というと
もの悲しい感じがするかもしれません。
ただ、ものごとの形は崩れていくもので
本来ある美しさは変わらないように思います。
枯れていく朽ちていく花は美しいです。
生と死の狭間にいるようで色気さえ感じさせます。
ジュリアン・シュナーベル監督の映画
『永遠の門 ゴッホが見た未来』
(原題:”AT ETERNITY’S GATE”)で、
画家ゴッホ役のW・デフォーが
人間と自然の儚さと永遠さを言葉にしています。
「やがて花は色褪せる
絵は残るチャンスがある」「平らな風景を前にすると
永遠にしか見えない」「人生は種まきの時で
ジュリアン・シュナーベル『永遠の門 ゴッホが見た未来』
収穫の時ではない」
自然とともに生まれ、
自然とともに死んでいく。
ものごとは元いた場所に戻っていくだけなのかもしれません。
生かされていることに気づく今日この頃です。