§ 京都の人達が創った番組小学校
日本の小・中学校という形の教育機関は、明治維新後に確立されていった様です。
ただ京都ではその前から番組という町の区画ごとに地域住民が資金を募り、
「番組小学校」という独自の教育現場を創っていたそうです。
※詳細は京都市学校歴史博物館で紹介されています。
現在、少子化による小学校統廃合や昭和建築の老朽化などにより、
番組小学校は閉校していっています。
ただ番組小学校は教育機関の用途だけでなく、
交番や消防署、自治会館の役割もある為、
無くなっては困る存在だそうです。
何よりも町の人の想いと資産が詰まった場所を潰すのは惜しい。
その様な想いから京都では近年、番組小学校を新たな形で利用する活動がされています。
§ 元立誠小学校を活かす施設誕生
今では繁華街に人が集まる京都四条。
物流の要所としての歴史を感じさせるように喧騒の中を流れる高瀬川。
その川沿いに佇むのが番組小学校の一校であった、元立誠小学校です。
小学校閉校後、跡地はずっと文化スペースなどに使用されていましたが、
2020年にヒューリックが「立誠ガーデンヒューリック京都」としてリノベーションし、
新たな集いの場として蘇っています。
小学校の面影を残しながらも新館を増設し、
1階は飲食店などの商業施設、小さな図書館、
自由に遊べる人工芝の校庭など繁華街にあるオアシスとなっています。
小学校当時使われていたピアノ
小さな図書館が数カ所昼は芝生で飲食する人で賑わう
§ ザ・ゲートホテル高瀬川に宿泊
立誠ガーデンヒューリック京都の目玉としてオープンした「ザ・ゲートホテル高瀬川」。
現代人が様々なシーンで使いやすい、華美過ぎないシンプルでスマートなホテルです。
宿泊客は1階入り口で検温と消毒後、待機するスタッフに8階フロントへ案内されます。
フロントがある8階は広々としていて、京都の景色を見渡せる最高のロケーションです。
奥にはバーとレストランがあり、こちらは宿泊客でなくても利用できます。
バースペース レストラン Anchor Kyoto
レストラン「Anchor Kyoto」では朝食も頂けるのですが、
ホテルにありがちなビュッフェではなく、
特別な朝食をテーブルにサーブして貰えます。
§ ホテルレストラン限定の和朝食膳
朝食の中でも和食膳は毎日30食限定なので、
皆様早起きして頂く方が多いようです。
(朝食だけの利用可。宿泊者は割安で朝食付きプラン有。)
美しい朝の景色を眺めながら美味しいほうじ茶をすすり待っていると…
メニューで見るよりもそれは豪華な和食膳が運ばれてきました。
14品の小鉢にメインのお魚2品、お味噌汁とご飯はお代わり無料です。
お皿の下にメニューが書かれていて一品ずつ食べるのが楽しみになります。
打田漬物店の長芋わさび漬が美味 大学芋ではなく小ぶりの中学芋
ホテルなので全てが板長手作りではないかもしれませんが、
京都の品物ばかりなのでお土産にお店に寄って買って帰る方もいるようです。
すごいボリュームでお腹が一杯になり大満足。
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ちなみに洋食メニューは、
エッグベネディクトかフレンチトーストを選べて美味しそうでした。
朝の寝ぼけ眼を覚ます、搾りたてのオレンジジュースを飲むのもお忘れなく。
次回は洋食も食べたい 日の出を見ながら朝食
テラス席もあるので、暖かい季節は
京都の景色を堪能しながら朝食を頂ける贅沢なホテルレストランです。
ぜひ宿泊時以外でもランチやディナーで通いたくなりました。
§ 寝心地の良いシンプルな部屋
今回宿泊したのは新設したメイン棟にある、
ホテル内でも1番部屋数が多いであろう部屋「エッセンシャル」。
広さは23-26m2なので一人でのショートステイに最適でした。
何よりも英国王室御用達の「スランバーランド」のベッドマットレスが、
程よい固さでぐっすり眠ることができました。
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ツインの部屋だと違うかもしれませんが、洗面所は鏡も蛇口も一人用でした。
マンションなどによくあるタイプなので凝りすぎず使いやすかったです。
よくホテルはシャワー位置が高すぎるのですが、
低めのシャワースタンドが設置されていたり、
お風呂に椅子と風呂桶があったりと日本人目線の気遣いが良かったです。
アメニティで嬉しかったのは、バスソルトとハンドクリーム。
夜はバスタブでゆっくり体を癒やし、アルコールで手荒れした手を保湿する。
そこまで考慮して用意して下さるシティホテルも珍しいかと思います。
シャンプーはアールグレイの香り 定番の歯ブラシなど全て2人分
備付のホテルオリジナルのシャンプーなどは、
珍しいアールグレイの香りが良く乾燥もしませんでした。
ホテルで販売して欲しい方もいそうですね。
お部屋では、お茶を飲みながらゆっくりすることもできます。
お水2本とネスプレッソ、祇園辻利のお茶に紅茶など飲み物が豊富についているので、
テレワークなどにも使えそうなお部屋です。
因みにワーケーションを見越したパソコンデスク付きのお部屋「モデスト」もあります。
後は「シネマ」というBang&Olfusenの音響設備が入った映画を楽しむお部屋など、
ステイホームからステイホテルへ。
長時間過ごすことを考慮したホテルです。
次回はグレードアップして38m2でキングサイズベッドの「クラッシー」か、
もう一棟の小学校の建物を生かしたスクール棟の個性溢れる部屋に宿泊したいです。
§ 宿泊者限定ラウンジと焚き火付パテオ
宿泊者限定特典で忘れてはいけないのが、
無料で利用できる「ラウンジとパテオ」です。
お酒やコーヒー、ジュースが無料で頂けます。
パテオは夜になると焚き火が起こされます。
外の空気を吸いながら、すごく良い雰囲気の中で長居したくなります。
火を見つめながらのんびりしていると、
スタッフの方がマシュマロを持ってきて下さいました。
焚き火で焼きマシュマロにも挑戦しました!
火に近づけ過ぎて焦げました 再チャレンジで成功
又、ラウンジでは図書館の本が置いてあり、
自由に読むことができました。
気に入った本を借りることもできるので、
お部屋でも続きを楽しみました。
(チェックアウト時にフロントで返却可能)
朝から夜まで存分に楽しめる
「ザ・ゲートホテル高瀬川」。
実はまだまだ元小学校の建物を活かした楽しみがあります。
▼ご興味のある方は続きの小話をご一読下さい▼
「ザ・ゲートホテル高瀬川」 | |
場所 | 立誠ガーデンヒューリック京都内 |
住所 | 京都府京都市中京区備前島町310−2 |
最寄駅 | 京阪電鉄「祇園四条」駅 |
※レストランやラウンジの営業時間は ホテル公式HPをご確認下さい。 |
最後までお読みいただき
ありがとうございました🙏